【七つの箱 Episode 3〜沙羅】大切な人へ贈る「憧れ」|ナナハコ スピンオフボイスドラマ

声優の恋人へ贈る誕生日プレゼント|沙羅とヘプバーン|

「わ、すっご〜い!」
『ナナハコ』へやってきた、駆け出しの声優・沙羅。
探しているのは、同じく声優を目指しているパートナーへの誕生日プレゼントです。
アニメやキャラクターの声を演じたい沙羅。
一方、パートナーが夢見るのは海外映画の吹き替え。
そんな二人に聖夜が提案したのは、ヘプバーンを描いた「IROTTA CHIC」のアートパネルでした。
部屋の真ん中にヘプバーンを置いて、二人で吹き替えの練習をしたら――。
プレゼントとは、物を贈るだけじゃない。
相手が未来に見えている「夢」を贈ることなのかもしれません・・・

【ペルソナ】※舞台設定はインテリアショップ『ナナハコ』
・沙羅(さら:22歳/CV:岩波あこ)=パートナーとの関係に悩むかけだしの声優
・天音(あまね:27歳/CV:和田ひまわり)=一人暮らしを検討中のホテルウーマン
・聖夜(いぶ:31歳/CV:山﨑るい)=家具ショップで働くインテリアコーディネーター

【沙羅】
「わ、すっご〜い!なんとシュールなゴリラ〜!」

【天音】
「え?」

【沙羅】
「あ、すみません!つい大きな声を・・
そっちまで聞こえちゃいました?」

【天音】
「はい(笑)」

【沙羅】
「地声が大きいんです。どうもすみません」

【天音】
「いいえ、大丈夫ですよ。ごゆっくり」

【沙羅】
「ありがとうございます!」

【聖夜】
「いらっしゃいませ。ギフトでお探しですか?」

【沙羅】
「あ、はい。さすが!わかります?
パートナーの誕プレを見に」

【聖夜】
「まあ、おめでとうございます!
もしよろしければ、ヒントをいただいてもいいですか?
お相手の方のご趣味とか、
普段お部屋でどのように過ごされているか、とか」

【沙羅】
「あ、え〜っと・・実はぼく、声優なんです。
まだ出演経験もないもない新人ですけど」

【聖夜】
「あ、いえ、すみません。
そんな、個人情報とかは言わなくても大丈夫ですよ」

【沙羅】
「いやいや、全然構いません。
あの、それで、パートナーですけど、同期の声優なんです。
ぼくは、アニメとか、キャラクターのCVをやりたいんだけど、
パートナーが目指してるのは、外画の吹き替え」

【聖夜】
「外画?」

【沙羅】
「ああ、海外の映画のことです。え〜っと・・・洋画?」

【聖夜】
「そうなんですね。
ちなみにお相手の方のお部屋は、どのくらいの広さですか?」

【沙羅】
「そうだなあ・・・
っと、6畳が二間とキッチン、ダイニングにリビング・・」

【聖夜】
「結構広いですね」

【沙羅】
「そうなんですよ。
で、部屋の真ん中に姿見を置いて、
それを見ながら発声練習とか吹き替えの練習とかしてるんです。
これって、相当ナルシ?
ってか、イタいですよね」

【聖夜】
「あ、いえ、そんな・・・
でもそんな風にお部屋を広く使えるなら、
少し大きなプレゼントでもいいかもしれませんね」

【沙羅】
「大きな?
どのくらい?」

【聖夜】
「そうですねえ・・・
ちょっと、振り返ってみてもらえますか?」

【沙羅】
「え、はい・・・
わ!」

【聖夜】
「いかがでしょう?」

【沙羅】
ぼくの後ろで、セクシーなポーズをとっていたのは・・・

麗しのサブリナ!
エレガントなジバンシィのイブニングドレスをまとったヘプバーン。
等身大のアートパネルにはキラキラ光るラインストーンが散りばめられていた。

【聖夜】
「IROTTA CHIC(イロッタ/シック)っていう、インテリア雑貨のブランドなんです。
ほかにはモンローとかもありますよ」

【沙羅】
「これ・・・いいかも・・・」

【聖夜】
「いかがでしょう?」

【沙羅】
このアートパネルを部屋のど真ん中に置いて・・・
一緒に吹き替えの練習とか・・う〜ん、ありかも。

パートナーがサブリナで、ぼくは・・・ウィリアム・ホールデン?
頭の中には、果てしない妄想が広がっていった・・・

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